かならず原因があるから見つけるのも技術

かならず原因があるから見つけるのも技術

何かの不具合って、急に来ることもまあまああります。 前回まではなんともなかったのに、急にエンジンがかからない!とか、 急にチルトの動きが悪くなった!とか。 この、DF250AP(10年選手)も、そんな感じに不具合が連鎖してしまいました。 どんな不具合も必ず原因はある。 それが単純であっても、複雑だとしても・・・ ある日急に、右エンジンのチルト動作が言うことを聞かなくなりました。 不規則ではなく規則的に、動作がおかしくなってしまって、モーターを分解したところ、ブラシの位置がひん曲がってました。...
Sea Decってこんなことがすごい

Sea Decってこんなことがすごい

いままでも何度かご紹介しておりますが、やっぱりあると嬉しいフィッティング、それがSea Dec。 高価だし、これを貼ることでどれだけいいの?見た目だけじゃないの? と思われる方も多いと思いますが、施工中からすでに、恩恵を感じる数少ない艤装品のひとつです。 これはヤンマーEX28Cに施工した際の準備の様子。 一つ一つのパーツは、すでに型紙としてリガーマリンに用意されているので、デッキ上の艤装がおおむね終わったあたりで、ドライフィットという修正型紙を製作すれば、オリジナルの部材が作られて送られてきます。 貼ってる途中ですでに足がラク!...
ボートと錆のお話 続き

ボートと錆のお話 続き

昨日に引き続き、ボートとその周辺の金ぞの大敵「錆」のお話です。 ⇒昨日のブログはこちら ボートやヨットに使われる金属は、主にステンレスまたはアルミであることは、昨日のブログに書きました。 ではエンジンの内部、心臓部であるエンジンブロックは? 鋳物です。 そして、それらを組み上げるために使われているネジ類はステンレスです。 錆がエンジンに悪影響を及ぼさないよう、アンチコーローションという防錆加工を施してあります。 その他、錆が付いてしまってお手入れしないといけないところは・・・ 船底塗装をしていない艇の船底の黄ばみ汚れ...
海と錆のはなし ボートを守るコツ

海と錆のはなし ボートを守るコツ

海と共に過ごすボートライフ。でも、海には「目に見えない敵」が潜んでいます。それは・・・ サビ(腐食)です。 海水に含まれる塩分が、空気中の酸素と結びつくことで、金属は急速にサビてしまいます。 今日みたいに風が強い日は、空気中に舞っている「錆の元」が付着してそこから錆が進むこともあります。(もらい錆)。 そのため、海で使う部品には、サビに強い素材が選ばれています。 たとえば—— ステンレススチール...