こんにちは。

いつもブログを見てくださって、ありがとうございます。

今日のブログはエンジンメンテナンスについてです。

題名は「はたらくフネ」となっていますが、はたらかない船でもメンテは同様ですので、船外機艇をご所有の方には参考にしていただけると思います。

エンジン保護亜鉛「アノードプロテクション」

エンジンを腐食から守る小さな頑張り屋さん「アノードプロテクション」

シリンダブロックの側面などにケースで覆われて取り付けられています。

シャフトや船体ジンクと同じように、まずこのアノード(亜鉛)が崩れていくことで、大切なシリンダブロックやエンジンマウントなどを腐食から守ってくれるのです。

はたらくフネも楽しい船も、守ってもらってるのは一緒。

特に、係留保管している船は、頻繁に点検できない部分なので、定期的に強制交換することをお勧めしております。

最初の写真くらいになってたら交換。

取り付けていた穴の部分に付着している亜鉛カスも、しっかり取り除いてあげることが大切。

DF150は、各シリンダ4か所分+1で、計5か所についています。

この、なんか岩ガキみたいになってるのは、アノードセットバー(スズキのパーツ名)。

船外機マウントのいちばん下側についている亜鉛棒(ヤンマーなどの名称)です。

船外機マウントを腐食から守ります。ヤンマーの場合はドライブの取り付け部分下側についていますね。

これはもう、上架のたびに交換必須。

取り外すと中からカニの赤ちゃんが出てきたりすることもあります。

このバーを取り付けているビスで、アースも一緒に取り付けているので、交換時期が遅れるとアースもポロっととれちゃったりします。

こちらはフラップについているジンク。

海面より下にあるジンクは、腐食がはげしいですが、これが腐食してくれないと本体が傷んでしまいます。

犠牲になってくれて、ありがとうありがとう。

反対に、フルチルトアップできて、海面より上にあるロアーケースのジンクは、ほとんど傷みがありません。

なので2年続けて交換無し。このままいけますね。

このジンクは目視点検がしやすいので、どなたでも確認していただけると思います。

気になるときは、ギヤオイルの交換時などにまとめて交換されるとよいと思います。

大切なエンジンを長く安全につかっていただくために、影の立役者アノードプロテクションも、点検交換してあげてくださいね。