ボートと錆のお話 続き

ボートと錆のお話 続き

昨日に引き続き、ボートとその周辺の金ぞの大敵「錆」のお話です。 ⇒昨日のブログはこちら ボートやヨットに使われる金属は、主にステンレスまたはアルミであることは、昨日のブログに書きました。 ではエンジンの内部、心臓部であるエンジンブロックは? 鋳物です。 そして、それらを組み上げるために使われているネジ類はステンレスです。 錆がエンジンに悪影響を及ぼさないよう、アンチコーローションという防錆加工を施してあります。 その他、錆が付いてしまってお手入れしないといけないところは・・・ 船底塗装をしていない艇の船底の黄ばみ汚れ...
海と錆のはなし ボートを守るコツ

海と錆のはなし ボートを守るコツ

海と共に過ごすボートライフ。でも、海には「目に見えない敵」が潜んでいます。それは・・・ サビ(腐食)です。 海水に含まれる塩分が、空気中の酸素と結びつくことで、金属は急速にサビてしまいます。 今日みたいに風が強い日は、空気中に舞っている「錆の元」が付着してそこから錆が進むこともあります。(もらい錆)。 そのため、海で使う部品には、サビに強い素材が選ばれています。 たとえば—— ステンレススチール...
バッテリーのコンディション

バッテリーのコンディション

屋上にいると、鶯の声がよーく聞こえます。 ホーホケキョ が標準の鳴き方だと思うのですが、うちの会社の回りにいる鶯は ホーホケキヒョイ と、語尾に余計な「ヒョイ」が付きます。去年から。 ってことは、今年の鶯は去年から育った子ってこと???うぐいすって、春はよく鳴くけど、夏から冬はどうしてるの?と、題名に関係ない悩みを抱えた本日です。 フネの命綱 バッテリー...
定期メンテでチェックしましょう

定期メンテでチェックしましょう

長く安全にエンジンを使うため必須な、定期メンテナンス。 今日は業務に使用しているスズキDF60ATXのオイル交換エレメント交換に、業務艇が陸揚げされている作業場にお邪魔してきました。 横でショベルカーなどが活躍している場所での作業。 動画も撮ってきたので、それは後日またアップしますね。 エンジンの動作を正常に保つのが、いちばん大きな目的ではありますが、その他にも定期的にメンテナンスすることで故障を防ぐという役割もあります。 古いオイルを抜く際にわたしたちが気を付けてみていること。 それは、オイルの乳化や色の変化です。...
たまには修理の話題も

たまには修理の話題も

最近は、航海機器のことや新艇艤装の話が続いておりましたけど、うちは修理もちゃんやる店なので、そっちの話題も書いておこうと思います。 10年ほど経過したスズキDF250AP。 チルトの動作不良が起きていました。 チルトモーターを交換しないと直らないかと思っておりましたが、今回、作業途中で方針転換。 カチカチとリレーのお供しなくなっているので、原因を特定するため、ーター本体を点検。 ケースの蓋を開けてみたら、ブラシのポジションが正常な位置にいなくなっていたことがわかりました。 アマチュアは正常。...
はたらく係留艇のメンテナンス

はたらく係留艇のメンテナンス

エンジンのメンテナンスって、どのくらいの頻度でしたらいいんですか? って聞かれたとしても、共通のお答えは実はありません。 メンテの時期は、船外機なら100時間ごと(または半年ごと)にオイル交換、ディーゼルエンジンなら500時間ごと(または半年ごと)にオイル交換がキホンとなりますが、それも使い方によります。 保管状態によっても、見るべきところ、点検すべきところは違ってくるのは、経験した方もおられると思います。 亜鉛がこんなになった ちょっとボロボロ。 完全に交換必要な状態です。...