「ボストンホエラーっていいフネなんですよね?でも、高いですよねぇ」
いいボートです。それは間違いないと思います。
いいボートだと知っていただくと同時に、
「すっごく高い!」
と認識もされているのも、間違いないと思います。
確かに、同じ長さのボートに比べると、ボストンホエラーの艇体価格は、 若干?いえ?そこそこ高いと思います
170モントークとS17
上が170モントーク、下がS17です。
最初にお断りしておきますが、モントークに比べてS17 が劣っているとか、弱いとか、そういうお話をしたいのではありません。
S17は国産17ft艇では最強だと思っており、このボートが誕生したのも、ボストンホエラーへのリスペクトが根底にあることも知っています。
何が違うのか?
S17にも発泡体は一部施工されていますが、170モントークには一部ではなくガンネルトップからボトムまで全体にフル充填されているのです。
簡単に言ってしまうと、アウターハルという一隻の船体の中に、インナーハル(デッキ含め)というもう一隻のちょっと小さな船をかぶせて外と中をしっかり接合して、間に発泡体をがんがん注入していく作りなのです。
安く作れるはずがないですよね。
素材の使用量がすでに、一般的な単板艇の2倍と言ってもいいほどなのですから。
人の手が入るほぼすべてのエリアについて、ゲルコート仕上げになっています。
アンカーロッカーはもちろんのこと、各ストレージ内部もゲルコート仕上げです。
安全性を第一に考えているビルダーの象徴の一部だと思います。
ただし、一般的にオーナー様方が触らない部分、艤装時等に手を入れる場所は、FRP仕上げのままですが。
長さより重さで考えてみては?
たとえば23フィートの艇を比べてみるとしましょう。
230アウトレージと、TOHATSU TF-23Xα。
230アウトレージに搭載するエンジンは、150HP×2 や 350HP。
国産艇の23ftの中でもTF-23Xαは大型エンジンを搭載できる艇ですがメーカー基準だと150HP。一部175HPや200HPを搭載している艇もあるようですが、これはオフレコ。
大馬力を積めるわけは、艇体重量と浮力、そしてレベルフローテーションという艇の姿勢を水平に保とうとする性能があるからです。
充実した標準装備品
充実した標準装備品が、艇体標準価格に含まれているのも、見逃せないポイントだと思います。
国産艇はほとんどの場合、ロッドホルダーなどはオプションです。
ボストンホエラーは、ガンネル埋込タイプや、バウデッキに標準でロッドホルダーがセットされています。
コンソール内のポートホール(明り取りの窓)も標準。
写真の立派な背もたれる気リーニングシートも標準。
ハードトップはオプションですが、ロッドホルダーが含まれています。しかも、作りがハンパなく強い。
同価格帯の国産艇
部分部分の仕上げがとても美しく、作りも工夫が凝らされています。
ガンネルゴムの取り回しや、アンカーローラーの仕上げ、各ハッチのヒンジなども頑固で美しいパーツを採用しており長持ちします。
同価格帯の国産艇だと、ディーゼルエンジンの28ft艇や、釣り向きではないキャビンクルーザーなどが該当するようです。
好みの問題にはなりますが、海の上でキャビン内ですごすのか、海風を受け海面の輝きを目視でき、魚影が見つかったらすぐに竿を出せるセンターコンソール艇の自由度を選ぶのか。
再販価格についてなど、まだまだお伝えしたいポイントはありますが、続きはまた今度のお楽しみにしておきましょう。