先日、知識と経験が重なると、先入観が頭をもたげて、迷路に迷い込みがちになる話を書きました。
書いたのに、書いたばかりなのに!
またまた、邪魔をした先入観。
本文と画像は関係ありません。好きなエンジンの写真を載せました。
航行中、「急にエンジンが止まった!」と連絡を受けました。
とても快調に走っていたのに、急にエンジンストップして、再始動ができないとのこと。
いろいろと電気系統の修理を重ねた後だったので、真っ先に考えたのは、またどこかの配線に不具合が起きたんだということ。
タコメーターのランプも光ってる。
スズキ船外機は、タコメーターに4種類のランプが設置されていて、エンジンに不具合が起きると、いちばん左のランプ「Check Engine」が点滅または点灯し、アラームが鳴る機能があります。
でも、光っているのは一番右のランプだという。
これはエンジン運転時間を表すランプ。故障診断にはつながらない。
パソコンを接続して、故障個所を確認しても、どこも何ともない。
でもエンジンがかからない。
いやーこれ、また沼にハマってる?
これちょっと、わたしはお手上げかも。
もう、どこを診ればいいかわからないよー。
最後に一か所だけ、「ここを見て」と会長が岡ちゃんに指示。
写真と本文は、まったく関係ありません。
数分後。
ぶるるるるーーーーー!
エンジン始動してる!
どこ?原因はどこに???
答え。
エマージェンシーストップスイッチが外されてました。
航行中、このスイッチを引き抜くと、その瞬間エンジンが止まります。
プレートを再び取り付けないと、エンジンは始動しません。
あー、先入観が邪魔をしたー。
配線を直したあとだから、ぜったい電気系統だと思い込みました。
ニュートラルに入っているかは確認したのに、エマージェンシーストップスイッチは確認しなかった。
初心に戻ります。
Enjoy Your Boat Life