こんにちは
いつもブログを見てくださって、ありがとうございます。
日曜日から外出が続き、あまり事務所にいなかったこともあって、ブログの更新をお休みしておりました。
もし、楽しみにしてくださった方がいらっしゃったら、ごめんなさい。
ブログをやめたり更新しないってことは絶対ないので、これからも見に来てください。
古いエンジンでも直せる事例
先週、アップしたブログで「部品供給が終わってしまったエンジンは修理できないこともある」ということを書きました。
ですが今回は、「修理できる事例」のお話です。
2003年式のスズキDF115 。
初期型の4ストローク船外機115HPです。
回転を上げていくと、急にパワーが落ちて回転がおさえられ、急速に回転も落ちてエンジンが止まってしまう、という現象がおきました。
まずプラグを交換してみましたが、症状は改善しません。
ワーニングのサインが何も出ていないことから、燃料系がいちばん疑わしいということで、高圧燃料ポンプ系を点検してみたところ、経年劣化で激しく錆と固着がおきていました。
この年式の115HPは、高圧燃料ポンプが入っているべーパーセパレーターを点検するには、マニホルドを外さないとアクセスできません。
ガスケットやボルト、クリップなど再組み立てに必要なパーツも拾い出して調べたところ、このモデルの最終出荷がまださほど年数がたっていないので、必要なパーツすべてを入手することができました。
ベーパーセパレーター内部の部品の一部交換、では済まない劣化だったため、今回はアッセンブリ交換。
各部ホースを元に戻してマニホルドを取り付けた段階。
まだフュエルデリバリーパイプやリターンパイプは戻していません。
フライホイルカバー、サイレンサーを取り付けて、ホースを接続しこのあと試運転がオッケーでした。
明日、オイル交換をしてサイドカバーなどを元に戻して完了です。
古いエンジンのパーツリストからピックアップするのですが、部品番号が変わっていたり共通部品に統一されていたりするケースもあるので、上手く組みあがって動作確認が終わるとホッとします。
4ストローク船外機の部品は、まだ大丈夫そうです。
1980年代の2ストロークエンジンは・・・・・・
ちょっと厳しいかなー。
Enjoy Your Boat Life
初めまして、DF140のヘッドに穴が空いた感じだったのでDF115の中古を購入して載せ替えしてプラグ、オイル、アノード、サーモ変えていざセルを回してもエンジンかかりません、どうも燃料系だと思います。140の燃料ポンプとか合うのでしょうか?
加藤さま
コメントいただきありがとうございます。スズキ船外機をご愛用頂いて、感謝申し上げます。
中古DF115 に、DF140 の燃料ポンプが合うかどうかというご質問ですが、年式によりパーツが共有できるものとできないものとがございます。
ご参考までに、2020年以降のモデルであれば、スズキ(株)のサイトにてパーツリストをご覧いただけますが、古いモデルに関してはお近くの販売店等にご相談されるとよろしいかと存じます。
DF140 と、DF115 の年式がわかれば、弊社にお問い合わせいただいても大丈夫ですよ。