こんにちは。いつもブログを見てくださって、本当にありがとうございます。
今日は、うちの公式サイトで人気のページ「スズキ4ストローク船外機載せ替えガイド」では書ききれていないポイントを、ブログでお伝えしようと思います。
重量の増減に気を付けよう
当たり前の話だと思いますが、エンジンを選ぶ際に気を付けていただきたいポイント第1番目。
特に、2ストローク船外機からの換装の場合、同じ馬力では4ストローク船外機の方が間違いなく重いので、重量のチェックが必要です。
写真のラスカーラ650フトゥラマは、以前V6の200HPが搭載されていました。重量約270kg。
交換したDF175APは、245kg。小学生の子ども一人分くらいの重量が軽くなった計算です。
35kgほどでも、ボートの走行姿勢にはかなり影響します。
場合によっては、デッキスカッパーから海水が逆流なんてこともありえるので、重量の差は注意が必要です。
付属品の取付
他メーカーからの換装や、アナログから電子式への載せ替えの場合、メーター類・リモコンボックス、イグニッションキーなど付属品の取付で配置が換わることがあります。
デジタルマルチファンクションタコメーターの場合、回転計だけではなく、チルトメーター、燃料メーターも同じ画面に表示可能です。
また、スズキ船外機は基本的にアワーメーターの設定がオプションなので、他社メーカーから換装する場合、アワーメーターは接続できません。
写真のボストンホエラー270アウトレージのように、あたらしくパネルを張り替えて、マルチファンクションタコメーターに換装しました。
臨時検査の受検
前のエンジンより、新しいエンジンのパワーが大きくなる場合や、指定されている重量より重くなる場合は、臨時検査が必要です。
実際に海を航行して、安全に走行できるか、艇体のバランスに悪い影響がないかなどを日本小型船舶検査機構にて検査をしてもらいます。
安全に90度曲がれる回転域のチェックや、指定時間航行した後に艇体にダメージが与えられていないかなどのチェックを行います。
オーバーパワーの船外機をセットした場合、走行姿勢によってはフラップなどの装備によって、左右バランスを整える艤装も必要になる場合があります。
17アウトレージに取り付けたZIP WAKEは、フルオートで艇体の左右バランスを調整してくれる優れたフラップです。
高価な艤装品ですが、得られる効果も抜群ですよ。
エンジン換装にあたって気を付けた方がいいポイントをお知らせしました。
その他にも気になる点があったら、ご相談くださいね。