6月18日のブログでご紹介したヤンマーEX28Cのレポート、今日はキャビン内部をご紹介しますね。

その前に、ざっと船のスペックをご紹介します。

ヤンマーEX28C 28ft シャフト船

エンジン ディーゼルインボード 250PS(184kw) コモンレール4気筒

艇の全長/全幅8/全深さ/エンジン据付重量  8.95m(28ft)/2.74m/1.63m/2,820kg

最大搭載人員 10名

明るく機能的なレイアウト

アフトデッキから約10㎝ほどの段差をあがって、リアドアを入ると、機能的にレイアウトされたキャビンがあります。

右に運転席、左にナビシートと、その後ろにベンチシートがしつらえられています。(いずれも標準装備)

シートのクッション、キャビンのクッション、背もたれクッションはすべてブラックで統一されています。

シンプルでモダン、がキャビンに入った第一印象でした。

28ftという中間的な大きさのボートなので、キャビン内はうんと広いわけではありませんが、レイアウトに工夫が施されているので、使いやすさと居心地の良さはかなり点数高いと思います。

わたしが気に入ったのは、助手席前のハンドレール。

必要最小限の作りで、使い勝手と安全性を確保していて、なおかつ圧迫感がないので、爽快感を感じられると思います。

運転席前にある茶色のドアは、トイレの入り口。

ここへの動線も、小ぶりのハンドレールにより安全に確保されていて、揺れる船内でちょっと掴まるのにも便利です。

レールを利用して、なにか小物入れなどぶら下げておくのにも便利かもしれませんね。

ハンドレールの先はバウバース、そして右手がトイレドア。

一段下がるレイアウトになっておりまして、ベッドスペースは一段上がっています。クッションの下は物入れになっています。

尚、バースクッションはオプション設定です。

女子にとって大切なスペース

個室トイレです。

ヘッドクリアランスは低めですが、中がかなり広いです。

標準で電動マリントイレがセットされています。

進行方向に向かって座れるトイレ、船に慣れないゲストさんをお迎えしても、船酔いの心配が軽減されるんですよ。

個室トイレ、狭い空間にはいって、座って用を足すときに、前を向いて座れるのって揺れに対応しやすいから、けっこう大事なポイントです。

ちゃんとLEDライトもついてますから、暗くなっても安心です。

バウバース

大人二人が横になって休める程度のスペースは確保されています。

ただねー、天井が低いのです。

これはバウデッキのスペースがしっかり確保されているため、構造上仕方ないのですが、先端側はアタマあげると確実にぶつかります。

手前側は吸われる高さは確保されています。

例えば、サルパ26などのバウバースに比べると、広さは十分。縦も横もしっかりスペースが用意されています。

サルパなどはキャビンの敷板を上げないとおトイレ使えないので、このEX28Cはバウバースとトイレが別になっている時点で、キャビン内の使い勝手は特Aクラスと言ってもいいと思います。

過去の同等クラスと比べてみると・・・

従来モデルのEX28、EX29と比べても、このEX28Cの完成度と使用感はかなり優れていると思います。

EX29はエンジンルームの高さを確保するために、キャビンの床が20センチくらいかさ上げされていたので、キャビン内全体のヘッドクリアランスがちょっと難アリでした。

キャビンに入って運転席に座るまで、すっくと立って歩けないって、けっこうストレス?

そしてね、トイレが個室じゃないんですよね。

それなりの大きさのボートなので、個室トイレって大事だと思うんですよ。

ゲストさんやご家族がご一緒するのにもいい大きさだから、究極のプライバシーは大切にしたいですよね。

ご見学・ご試乗について

いまのところ、ユーザー様向けの試乗会や展示会のスケジュールは決まっておりません。

岩港で試乗会を行いたい希望がありますが、そのヘンも全くの未定です。

今回ようやく、販売店の試乗が叶いましたので、ひきつづきメーカーへ試乗会開催の希望を伝えていきます。

皆様も、「岩港で試乗したいよー!」と、ぜひ声をお上げくださいませ。