こんにちは。

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皆様のご訪問が、とても励みになっております。

ボートや海が好きな方のお役に立てれば、幸いです。

ところで。

今日、なんとなくYou Tubeを開いたら、一般の方が中古艇を見学に行く動画がありました。

そこで、輸入艇について残念な誤解をされている

アドバイスがありました。

弊社も、すべての輸入艇についての知識があるわけではありませんが、プロとして皆様に正確な情報をお伝えできればと思います。

輸入艇は自動排水ではないから係留できない

ボストンホエラー220アウトレージ

ご存じの方の方が多いと思いますが、そんなことはありません。

もちろん、ボストンホエラー170モントーク、150モントークの様に、デッキ面が水面より低く、デッキスカッパーを設置できない艇もありますが、自動排水(セルフベイリングコックピット)の方が圧倒的に多いです。

何かのきっかけで、間違った知識を得てしまわれたのが残念ですね。

写真の220アウトレージ、アフトに2つ、自動排水のスカッパーがついているのが見えますよね。

高馬力の輸入艇はスピードが出過ぎるから危ない

輸入艇は国産艇に比べて重量が重いボートが多いので、エンジンも高馬力が必要になります。

国産艇と同じ長さだとしても、重量や構造の違いで、同じ馬力では走行性能が発揮できないケースが多いです。

高馬力だからスピードが出過ぎる、ということはほぼありません。

もちろん、レース艇などスピードが必要な艇はその限りではありません。

また、FRPの積層やウレタン充填など、手間をかけて建造されている艇は、高馬力ハイスピードで航行できるので、40ノットオーバーとか無謀な話ではありません。

適性馬力が高馬力なのです。

イケスがない、って本当?

はい、本当です。

イケスって、日本独特の装備なんですよね。

でも、輸入艇には多く備えられている「ライブウエル」があります。

ライブウエルポンプを使って、強制的に水をくみ上げ循環させるシステムです。

写真のように、ベイトフィッシュを活かしておくこともできますよ。

その他、輸入艇についてのご質問なども受けておりますので、お気軽に質問をお寄せくださいませ。