あさってからいよいよ平成最後令和最初の連休が始まりますね。

海に行く計画、釣りやクルージングに行く計画を立てておられる方も、いらっしゃると思います。

久し振りに出航する方もなかにはいらっしゃると思います。

久々に計画されている方で、メンテナンスなどをなさってない方は、出航前に最低限していただきたい点検を、ご自分でもしてくださいね。

 

エンジン始動点検

エンジン始動点検

久々出航の方は、かならず下架する前、もやいを解く前にエンジンが正常にかかるかどうか確認してください。

その際に次のポイントは必ずチェックです。

  1. 冷却水がきちんと循環しているか
    船外機も船内外機も船内機も、冷却水の出方を目視できます。
    点検孔から水が出ているか、確認してください。
  2. シフトチェンジが正常にできるかどうか
    前進またはバックに入るかどうかを確認してください。
    シフトケーブルを長期間動かさないでいることで、固着してしまってギヤが入りにくくなることがあります。
  3. ステアリングが左右正常に動くかどうか
    メカニカルケーブルも、油圧ステアリングも必ず左右の動作を点検してください。
    メカニカルはケーブルの固着など、油圧の場合もステアリングオイルの漏れなどがないかどうかを確認してください。
  4. 船外機、ドライブ船はチルトの確認
    いざ出航しようとしたら、チルトシリンダーやモーターに不具合が生じていて、チルトが下がらない、もしくは、降りない。
    ということがあるかもしれません。
  5. ドレンプラグの締めつけ
    ゴムが膨張していくタイプのドレンプラグは、劣化などで空回りしてしまって、閉まりにくくなるものもあります。
  6. バッテリーのインジケーター
    チルトを下げた、上げたが最後、セルをまわすだけの余力が残っていないことがあります。
    エンジンを始動させることでバッテリーが大丈夫かどうかわかります。
    セルの周りが弱い場合など、切り替えスイッチがある場合はBOTHポジションで始動して、電圧を見ながらいずれかのポジションに切り替えてください。
  7. 航海灯の点灯
    夜間航行の可能性がある方は、マスト灯、両舷灯の点灯も確認してください。
  8. 人数分の救命胴衣が搭載されているか、サクラのマークがついているか確認してください。

少しでも不具合や不安がある時は、思い切って出航を見合わせる勇気も必要です。
パーツが必要な修理や整備だと、モノによっては連休中に直せない場合もありますが、点検調整や重電などで改良される部分もあります。

かならずマリーナなど整備してくれる人に相談してくださいね。

プロペラ糸巻

帰港後も、点検してみてくださいね。

こんなになってたら、一目でわかりますが、糸巻きしてたら外してください。

見えない内部にも巻込んでる場合がほとんどなので、プロペラを外しての点検を依頼してください。

連休中に何度も乗船される方など、そのままにしておくとオイルシールまで糸が巻き付いていって、ギヤケース内に海水が混入する場合があります。

ギヤの故障につながるので、早めの対処をお願いします。

連休後半は春の大潮です。

潮干狩りにはいいけど、潮廻りで上下架が出来なくなる場合もあるので、潮汐のチェックも気にしてくださいね。

もちろん、天気予報や天気図チェックはお忘れなく、安全で楽しい連休をお過ごしください。

ロッキーマリンも連休中はやすまず営業しておりますので、何かあったらすぐご連絡くださいね!