みなさま あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくご愛顧のほど、お願い申し上げます。

年明け最初の記事は、今年はヤンマーのエンジンについてです。

ヤンマーディーゼルエンジンは、耐久性が高く(丈夫!)、部品の供給がよく、信頼性が高いということで高評価をいただいています。

岩港の遊漁船の中には、アワーメーターが何回転もしているエンジンもあります。

レジャーで使用しているオーナーさまのエンジンも、メンテナンスを定期的に行うことで、長く安心して乗っていただいています。

アナログ的に丈夫で長持ちのヤンマーディーゼルエンジンですが、徐々にデジタル化も進んでいます。

2014年、EX30Bの発表とともに搭載された電子制御エンジン「8LV350」に続き、2017年には同じく電子制御コモンレールエンジン「4LV」シリーズも開発されました。

8LV350と電子コントロールVC10  ヤンマーHPより

EX30Bに搭載された8LVを扱うためのメンテナンス講習会で、電子制御エンジンについての基礎を勉強してきました。

エンジン各部にセンサーが設置されているのは、最近の各メーカー船外機とも同じです。

エンジン側ボート側に、コントロールモジュールが設置されていて、パソコンを繋いで故障個所やエンジンの状態を確認することができます。

メーターにエンジンからのお知らせが表示される機能がついているので、「あ、今、ここが要注意!」とか「バッテリーの電圧が下がってるなー」などの状態を、オーナー様もカンタンに把握することができます。

新型4気筒コモンレール4LV250

8LVより4気筒少ない4LVシリーズは、従来の機械式4LHシリーズからの乗せ換えも考慮され、サイズや据付方式、電子クラッチ以外の機械式コントロールシステムにも対応できるように設計されているという事です。

デザインも新しいコーポレートイメージのロゴやイメージカラーで、なんか新しいカンジですよね。

機械式との互換イメージ ヤンマーHPより

エンジン据付のベースサイズなども従来型のエンジンと同一になっているため、乗せ換えの際にエンジンルームを改造する必要もなく、工事費も節約できそうですね。

パソコンでエンジン内部を点検 講習会にて

コモンレール電子制御エンジンのメンテナンス講習会では、パソコンを接続して行う故障個所診断なども勉強してきましたが、これからのエンジンは徐々にこういったAI的なシステムが主流になっていくのかもしれません。

ボートの世界も、アタマを柔らかくしていかないと追いつていけないですね。

今後、この新しいタイプの4気筒電子制御エンジンが、きっと普及していくことでしょう。

4LVエンジンについての詳しい説明が、ヤンマーホームページに掲載されています。ぜひご覧ください。