ふこの秋、ヤンマーが発表したフィッシングクルーザー「EX34HT」。
昨年発表されたEX34の姉妹艇で、フライブリッジがないハードトップモデルです。

本日と明日11月25日に、浦賀「シティマリーナヴェラシス」にて、ヤンマー艇試乗会が行われておりますので、乗ってきました。

EX34

EX34

前から見ると、独特な形状のハルであることが、よくわかります。

チャインも張っていますが、鋭くとがったような船型で、波あたりがとてもスムースです。

すすっと切り裂くように、着水してくれます。

バウの形状

この写真では見えませんが、オプションのバウスラスター(スターンスラスターも)が装備されています。

走っていると、左右のチャインががっちりと水面をとらえてくれるのが、よくわかりますよ。

アフトデッキ

アフトデッキもかなり広々しています。

左舷側のガンネル下に、小物などを置ける物入れがあるのですが、そこにペットボトルを置いて走ってたんですが、結局最後まで倒れることがありませんでした。

カップホルダーではないのですが、少しずれただけ。

それだけ安定感があるのだと思います。

 

フロントガラス

大きくて視界がいいフロントガラス。ワイパーが左右に装備されています。

ウォークアラウンド

歩きやすい両サイドのウォークアラウンド。

深めにとられているので、前での釣りも十分OKです。

クルーの方に、係留のお手伝いをしてもらうにも、動きやすい作りになっています。

Vバース

上品でシックな造りのVバース。

色合いが品が良くて、落ち着きます。

クッションの材質もよくて、寛げます。

バースからキャビンを見る

左舷側ロッカーのドアは、EX30Bと同じですが、ロッカー下の床下に標準のエアコンが装備されているので、高さが低くなっています。

そう、EX34は、エアコンが標準装備されているのですよー!快適ですよー!

全体的にホワイト×ブラウンで統一された、とても落ち着きがあって品が良いキャビンデザインです。

長時間乗ってても、目がラク!

視界

大型フロントガラス越しの視界。

ハンプがほとんどなく、プレーニングにすぐ入るので、このような視界がずっと目の前に広がります。

フライブリッジタイプより、当然のことながらTOPの重さが少ないので、ハンプも小さく左右の揺れもほとんどありません。

440HPのパワーは、必要充分、少し波がある今日の海でも、ラクラク25ノットオーバー出せてしまいます。

スロットル全開で28ノットくらいかな、と思ったら、32ノット出るそうです。

横幅330cmの艇体は安定感があるので、スピードもあんまり感じないのですね。

新型のステアリング。

新型のステアリング

ノブがつけられないらしいんですよ。あったら絶対楽なのに。

溶接でつけてしまおうか?

マリントイレ

個室マリントイレは、EX30Bよりさらに使いやすそうなレイアウトになっています。

トイレも上品。

さて、気になるお値段ですが。

釣りに必要な装備一式と、スラスターを前後に取り付けると、3500万くらいになりそうです。

でも安定感ある走りと、ソフトな波あたりは、ロングクルーズやオオモノ狙いの遠征される方には、なによりの安心を保証してくれる艇だと思います。

残念ながら岩港におけるサイズではないのですが、近隣の保管可能なマリーナをご紹介できます。

やっぱり、ボートって安心して乗っていられるのが、楽しむためには必須条件ですよね。

試乗会は明日も開催しています。

10時から15時、ご都合つくかたはぜひ!