ヤンマーEX38A発表試乗会

ヤンマーEX38A
ボートショーで好評だったEX38Aの新艇発表会が行われ、乗ってきました!
38ftのフライングブリッジ艇ですから、残念ながら岩港に保管はムリなのですが、相模湾にはこのサイズを保管可能なマリーナは多数あります。
きっと、遠出してもぜんぜんオッケーな船なんだろうな、と、期待して乗ってみたら・・・
静寂の鉄人
とにかくエンジン音がものすごく静かなんです!
ディーゼルでこの静かさ、EX30Bの8LVがとても静かだと思ってたけど、もしかしたらそれ以上かもしれません。
そして、低速トルクの高さ。
ふだん、この大きさのボートに乗ることがないので、わたしだけが「お?」と思ったのかと思ったら、そうではなかった。
前進に入れると、ぐっとGがかかります。
振り落とされるような加速ではないけれど、カラダにエンジンのパワーが伝わってきます。
そのままのトルクで加速するから、ほとんどハンプがありません。
なので、下の運転席にいても、視界が悪くなることがないのです。
横幅もそこそこ広いので、左右の安定感もしっかりしています。
走行中、ガンネルトップに腰かけていても、不安感がまったくない。
バウまで行くウォークアラウンドも、ブルワークトップがしっかりと高さを確保しているので、船がゆれても落ちることはないホールド感があります。
実際、腰の高さまでブルワークがあるので、安心して移動ができます。
バウデッキにつながるステップには、足元灯がついていました。
なんかおしゃれ。
バウレールは豊潤でこの高さがあります。
左右にステップが配されているので、キャスティングの方にもレールも足元も使いやすい設計になっています。
結構なスピードの時に、バウデッキのキャビン屋根部分に座っていたのだけど、ハンプせずに安定して走ってくれるので、最高に気持ちがいい場所になっています。
トイレルームはさすがに広々していて、ヘッドクリアランスも十分。
女性も安心して使えるレイアウトになっています。
Vバースの小窓からも海が見えるので、閉塞感がありません。
かなりゆったりした造りになっているので、多少の荷物がおかれても、ゆっくり休むのには問題ない広さです。
キャビン内は、運転席と助手席の他、左右にソファ的なシートが配されていて、テーブルからベンチシートにコンバートできる造りになっています。
背もたれ用のクッションがぐるりとしつらえられているので、ゆったりお昼寝したりするのにも、重宝しそうです。
釣りに連れて行ってもらって、飽きたらキャビンでちょっとお昼寝なんかも楽しめそうですよ。
奥様や女性ゲストが安心して過ごせる居場所があると、男性陣も気を使うことなく釣りを楽しめますよね。
じつは、高いところがうんと苦手なので、すすめられましたがFBの運転席には上がれませんでした。
なので、フライブリッジからの写真はありません。
乗った方からの情報だと、「この高さなら、鳥山探すのも樂」だそうです。
わたしは下の運転席で操船しましたが、加速感、安定感、旋回性とも大満足。
電子制御のエンジンではないので、電子クラッチはKE-4が使われています。
アナログメーターなどは、美的感覚を重視したホワイトバージョン、ステアリングもデザイン重視だそうです。
わたしとしては、ノブが欲しい。
黒を基調とした落ち着いたデザインに白のメーター類が映えています。
動画も撮ってきたので、編集してお見せできるようにがんばります。
EX34HTのインプレッションも後日アップしますね。
EX38、ほんとに良いフネでちょっと感動しております。
EX34HT
昨年秋に試乗した時は、スプレーが気になったのですが、今日はまったく。
むしろ、エンジン音の静かさを再認識して、評価アップです。
着水のショックがなにもない。
10.4インチの画面が2台並んでも、視界は良好です。
目の前を走るEX38A。
走りがいいです。
EX34HTもラクラク30ノットオーバーを記録。
スピード感があまりありません。
これだけ楽に出てくれると、ロングクルーズも安心です。