静かな成人の日でした。

夕べから吹いた北東の風が午前中も残っていて、しかも寒くなる予報。

海遊びにはちょっと腰が引けるお天気だったかもしれません。

ボートに乗り始めた初心者さんの頃、ほとんどの船長さんが心配するのが、着岸と船台やトレーラーへの上架。

船舶免許を取得するときに、離着岸はならっているんだけど、おそらく緊張で頭が真っ白状態で、教官の指示や指導を聞いて実行するのに精いっぱい、ハンドル操作とアクセル操作に追われていたんだと思います。

離着岸や上下架の操船は、体感していただいて数をこなすのがいちばんいいのですが、間違いやすいポイントを少しだけ文字にしますね。

船台

1.ニュートラを上手に使おう!

間違いやすいポイントは、スピードを出し過ぎてしまうこと。

船は、ゆっくり走るのが難しい乗り物です。

なぜかというと、波や風の力の方が、フネの速力に勝ってしまうからです。(超カンタンにざっくりの説明です)

波の抵抗を受けてハンドルをとられるので、ニュートラにするのが不安になると思いますが、ニュートラでも舵が効くし、なにより反動を受けにくいのです。

速力を上げれば直進性は増しますが、反動を受けて逆方向に進んでしまう力も増してしまいます。

止まったらレバーをちょっとだけ前進に入れる、くらいのギヤ操作でちょうどいいです。(穏やかな時)

 

DF100C

2.エンジンの向きを意識しよう

ハンドルを切り過ぎてしまったり、ハンドルを戻すのが遅れてしまったり。

ハンドルを逆に切ってしまったり。

いちばん間違えやすいポイントです。

特に着岸の最終ポイント、バックに入れるとき。

正しいハンドル操作は、左舷着岸なら左にハンドルを切って、バック。

右舷着岸なら、右に切ってバック。

ついつい、逆に切っちゃうってこと、ありませんか?

バックのコツは、プロペラが向いている方向にフネのお尻が進んでくれる、ということを気にしてもらうといいと思います。

ただし、一軸シャフト船の場合は、バックはひっじょーーーーに舵効きが悪いので、この方法はほぼ使えないので、また別の機会にお話ししますね。

 

離着岸が上手にできれば、釣りポイントにボートをすすめていったり、スローで魚影を追ったりという、釣り操船の上達にもつながります。

離着岸セミナーも開催予定ですので、操船の腕を磨きたい方はぜひご参加くださいね。

Enjoy Your Boat Life