今日は280アウトレージの測度検査と臨時航行許可取得のための検査でした。

艇体の長さや幅を測る測度検査は、輸入艇も国産艇も共通ですが、日本の法律によって規定されている独自の基準があります。

ボストンホエラーはアメリカの法律にのっとって、安全性や不沈性能が保証されていますが、日本の法律とはマッチしない部分も、実はあります。

日本では、艇体全長の13%の長さの波除板と波返しの設備が義務付けられていますが、ボストンホエラーにはそんな設備がありません。

むしろ、そんなのがなくても、艇体の浮力と前後左右の安定性、完全不沈構造と艇体を水平に保つ性能がありますから、波に突っ込んでいくコトや波が打ち込んでくることもないのです。

バウデッキにゆったりとしたシートスペースが設けられているのですが、通常だといちばん前のシート状に「波除板つけて。つけないと平水エリア」となってしまうのですが、正規輸入モデルはボストンホエラー社から証明書が出るので、13%の波除板などはなくても、25海里の航行区域を取得できるのです。

正規代理店を通さずに、完全不沈の証明書がとれないと、これだけのボートでも平水エリアしか航行許可が出ないそうです。

寂しすぎますよねぇ。

巨大エンジンを2基掛け。

V6二基掛けは久々ですが、楽しい作業を毎日させていただいております。

ボストンホエラー、進化がけっこう激しいので、数年前のモデルとは大きく違う点もいろいろあります。

艤装しやすくなったところもあるし、マーキュリー用に作られていてややこしいところもある。

ですが、長年携わっているボートなので、よりよい艇に仕上げてお客様にお届けするのが、喜びであり楽しみでもあります。

ボストンホエラーについてのお問合せは、業者さんからもエンドユーザーさんからも承っております。

販売台数日本一の弊社が、丁寧に艤装してお届けいたします。

なんなりとご相談くださいませ。