こんにちは。今日もブログを見てくださって、ありがとうございます。

今日はちょっと趣向を変えて、店舗インテリアに新しい仲間を迎えたお話。

テンポドロップ、という、ガラス製の小さな瓶です。

ひとつひとつ、職人さんが手作りで作り上げているそうです。

中にはエタノールや樟脳などでできた液体が封じ込められています。

専用の台座が付属していて、このように据え付けて飾るもので、別名「ストームグラス」といいます。

19世紀、航海士たちは、行く手の天気をこのストームグラスを使用して観測していたそうです。

据え付けた直後なので、上の写真はガラス瓶の中が濁っていますが、しばらくすると・・・

瓶の中に生まれた結晶が、だんだんと下に下がっていきました。

お天気がいいときは、結晶が下に沈み、お天気がよくないと瓶の中が濁るそうです。

今日は快晴なので、中の液体はクリアに澄んでいきました。

夏場など、気温が上がってくると結晶も少なくなるらしいです。

なぜ、お天気と連動してこのような結晶ができたり消えたり濁ったりするのかは、実は科学的に解明はされていないそうです。

19世紀の航海士たちと同じ方法で、明日の海を予測することができたら、なんだかロマンがあると思いませんか?

不思議なことは、不思議のまま残しておくのも楽しいことかもしれません。

これから毎日、この瓶の中の結晶たちを観察する楽しみができました。