昨日、初航行を迎えた「甲斐虎V」。

ボートはNJM NSC245。製造メーカーがかわってモデル名も少し変わりましたが、もともとの誕生時はサンキャット245.

ボート好きの方ならなじみがあるかもしれませんが、サンキャットといえばカタマラン・双胴船です。

船体の底が2つに分かれているカタマラン艇。

Vハル(船体の形状がローマ字のVに見える)に比べると、左右に船底がわかれているので、止まったときの揺れが軽減されます。

近年ではカタマランの大型ヨット「Lagoon」シリーズが人気で、横浜ベイサイドマリーナにはカタマランヨット専用のバースが新設されるほどになりました。

揺れなさを選択したわけは、昨日も書きましたが船酔いしてしまう方がおられるから。

せっかく船を手に入れて、さあこれから、青い海の上で釣りライフを楽しみたいと思っても、揺れてしまって快適に過ごせないなんて、つまらないですよね。

ボートを選ぶポイントって、何処に軸足を置いたらいいんでしょうか。

今回のNSC245の選択は、

  • 乗船人数
  • トイレの有無
  • キャビンが欲しい

これらの重要ポイントをベースにして、なるべく酔わずに快適に、を基準にしました。

ボストンホエラーのトリマランハルも横揺れは抑え込んでくれるのですが、

  • キャビンない
  • トイレ無い
  • 乗船人数に対して小さい

そして船外機艇が理想となると、おのずと選択肢の幅は狭まります。

正直言って、ボストンホエラーやヤンマー造船系の艇に比べると、波に対する強さは劣ると思いますが、重要だったのは

「酔わずに楽しめる船であること」

どんな船にも“正解”はなく、使う人の笑顔が答え

それぞれの「ほんとうの碧」を、いかに楽しい場にするか。

ボートライフデザイナー™(はずっ)としてのお客様へお勧めするベースは、そこにあるのかもしれません。

ここ数日の海は、海鳥たちにとって楽園みたいです。