2年ぶりの出展を、とても楽しみにしていたボストンホエラーのボートショー展示。

しかも今回は、日本初入荷の220ダントレス。

2002年から2004年ごろにかけて数艇販売した220ダントレスが、大きくモデルチェンジして再デビュー。

ボストンホエラーの性能を維持したうえで、さらにリニューアルした装備は、っとてもとても魅力的な仕上がりになっていました。

ボストンホエラーを見慣れているし扱いなれているし、いままでたくさん接してきたのに、毎回新しいモデルを見ると思う。

今回も「これ、ほんとに22フィート艇?」と思うようなボリューム感。

数字上のデータでは間違いなく22フィート艇なんだけど、もっと大きく感じる。

エンジンは、マーキュリー250HPが搭載されていました。

随所にブラックのインテリアを効果的に取り入れているので、エンジンのブラックがとてもマッチしていて、カッコいい。

そして、ボストンをボストンタラ占めている最大の性能、ウレタン充填の完全不沈構造と、水平安定性をキープするレベルフローテーションは、外観から見た見た目ではわかりません。

しかし!

ボストンホエラーに触れるたびに「ここが違う」と感じ、誰でも見た瞬間にわかるのが、ストレージの構造なんです。

通常、アンカーロッカーも他の物入も、表面をゲルコート塗装してません。

FRPの積層に塗料を塗っているだけなのが普通です。

でも、ボストンホエラーは目にすることができる場所は、ハルやデッキと同じゲルコート塗装が施されています。

これは、構造体が持つ特殊な特性、建造の過程が一般的なシングルハル構造の艇体と違うからだと思っています。

 

コンソール前の物入も、コンソール内部のインテリアも、フィッシュボックスも。

写真には写っていないけれど、スターンシート内部の作業用ハッチも、すべてゲルコート仕上げです。

ボストンホエラーの艤装やセッティングは、これら密閉された構造体の内部を、同じく密閉された各部配線がうねうねしてるから、取り扱いをする上ではやっかいな部分も多くあります。

なんだけど、この美しく仕上げられた艇体が放つ魅力は、そんな大変さをもしのぐボート屋がほれ込むすばらしさなんです。

これだけ美しく、高機能なボートとして建造されている艇だから、高いよね。仕方ない。

アウターハルとインナーハル、2艇のボートを作って重ねてるみたいなもんなんだから。

使用されている原材料も、半端なもの使ってない。

建造から20年30年経っているボストンホエラーを扱っているわたしたちだから、その素材の良さはよくさかってる。

でも、高いとは思います。

その価格の高さを上回る魅力を感じ取っていただくかどうかは、あなたの感性と情熱次第です。

Enjoy Your Boat Life