2月8日に開催した操船セミナー、賑やかに終了いたしました。
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。
昨日の教習艇は、現在売り出し中の中古艇「ボストンホエラー230コンクエスト」
エンジンと艇体の整備がほぼ終わったので、試運転をかねての出艇です。
メカニック修行中のリュウタが、試運転に挑戦。順調に加速していきます。
エンジン音も良好、加速感もスムースです。
海のコンディションもまずまず、これならちょうどいい操船練習になりそうな、さざ波もありました。
午前の部
現在1級免許取得中で実技試験に合格された75歳のお客様に、じっくり操船に取り組んで頂きました。
バウのクリートにて、クリート結び練習中です。
係留の際にいちばん使う、クリート結び、巻き結び、もやい結びは必ず身に付けておきましょう。
意外と普段の生活にも役に立ったりします。
上手にできるようになりました。コツさえつかめば、あとは練習あるのみ。
何度も練習することで、本番でもスムースにできるようになります。
操船セミナーでは、弱点を見つけて克服するためのレッスンもさせていただいています。
このお客様は、無意識のうちにハンドルを右にきってしまうクセが見つかり、自覚して頂くことでまっすぐ走れるようにするレッスンを繰り返しました。
右に曲がってしまうと次に左に切ってしまい、また右に戻すを繰り返してしまうと、いつまでも蛇行を続けてしまいます。
ぐっとこらえてハンドルを切らずに辛抱して頂くことを、練習していただきました。
操船はとにかく、何度も行って慣れることが必要ですね。
あとは頑張って学科をクリアしていくだけ、みんなで応援しています!
午後の部
午後の部は、大学生の初心者くんと、これから免許に挑戦するご夫妻のご参加です。
午後はそれなりに練習になりそうな波があったので、アクセルワークの良い練習になりました。
大学生くんの目標は「引き波の超え方」「離着岸」
引き波は自船で作って超えてもよかったのですが、それよりいいカンジの風波がたっていたので、向かい波と追い波の操船をレッスンしました。
追い波が苦手だ、ということだったのですが、極端にスピードを落とし過ぎたりしないように注意して、適度な速力を保つことで、追い波時に安全に快適に走る方法をレッスンしました。
ニガテ一つ克服。
そして離着岸。
前進に入れる時間より、ニュートラルで惰性で進むことを実感していただきました。
前進にいれっぱなしで進んでいくと、着岸地点の近くでパワーを押さえるために、バックにいれての行き足止めで余分な反動がついてしまいます。
それより、ニュートラルで行き足を止めながら着岸地点に向かう方が、怪我も少なくスマートに着岸できます。
着岸地点の前後に他船が係留されている時など、特にスピードダウンして向かうことで、他船に接触することを防ぐこともできます。
着岸も回数を重ねて慣れていくのがいいのですが、ニュートラルの状態をうまく使えるようになると、釣り操船時のボートの扱いも上手になりますよ。
3月もセミナー開催予定です。どうぞご参加ください。