ボートって、船体とエンジンだけあればいいっていうわけじゃないんです。

クルマとは比較できないくらい、用途によって取り付けるものの数に、大きな差が出ます。

その中でも、航海機器の選択基準は、ボートに乗り始めてからのボートライフに、かなり影響が出てくる大きなポイントです。

選ぶ基準のチェック項目

何を基準に選ぶと失敗を避けられるか、いくつかのポイントをご紹介します。

  1. ボートの大きさ
    大画面を付けたいとか、いくつかの航海機器を組み合わせたいとか、スペースの問題がクリアされないと取付できません。
  2. エンジンオルタネーターの出力
    エンジンの馬力が小さく、充電能力が低いと、高出力の魚探振動子を取り付けるのは向きません。
    バッテリーへの充電が間に合わなくなる場合があります。
  3. 振動子の取付方法
    やはり振動子の出力選びと密接な関係があるのですが、スルハルで取り付けるのかインナーハルで取り付けられるのか。
    もしくはトランサム取付なのか、脱着式ブラケットを使うのか。
    艇の構造によって考慮する必要があります。
  4. 画面の大きさと防水性
    埋込取付か本体据え置きか。雨露しのげる艇体デザインかどうか。
  5. どんな釣りがしたいのか
    いちばんのポイントは、深度。
    深いところをどこまで見たいのか。
    振動子の出力を考えるイチバンのポイントです。
  6. どんなエリアで釣りをするか
    相模湾や駿河湾など、深海エリアがある場所で釣りをされる場合、先々でもある程度の深場にトライしてみたくなる可能性が高いです。
    その際は、1kw以上の出力がある振動子がおススメです。
  7. ロングクルーズや船舶の多い海域かどうか
    遠出をする方や、大きな港が多いエリアで、他の船舶が多く航行している場所などでは、レーダーの設置を考えるといい場合があります。
  8. まとめるか、ばらすか
    モニター1台に、GPS魚探だけでなく、レーダーやマルチビーム、再度ビームなどを同時に表示するか、それぞれ独立させるか。

ご自分が楽しみたい使い方が、航海機器選びを間違ってしまって実現できなかったら、ちょっとがっかりしてしまうかもしれません。

ボート選びはもちろんキホンですが、そこを決める際に、ご自分の希望する遊び方がどこまで実現できるか、航海機器選びもセットで考えるのも、一つの方法です。

ご自分だけでは判断できない場合も多いと思うので、ボート屋さんとよく相談してみてくださいね。

Enjoy Your Boat Life