ボストンホエラーを選んだ勇者たち

2016年9月4日 宮城県塩竈市で開催された「第20回 塩竈カジキ釣り大会」にて、ボストンホエラー255コンクエスト「Prime Justice」が優勝しました。

ボストンホエラーに惚れこんだ勇者たち

ビッグゲーム「カジキ釣り」といえば、大型のスポーツフィッシャーが定番。
しかし、宮城県塩竈市、石巻市で釣りを楽しむ「ボストンホエラー・オーナー」のみなさまは、大型艇ではなくボストンホエラーを選びました。
16ダントレス、21アウトレージ、22ダントレス、240アウトレージ、255コンクエストと、真鶴から毎年、彼らの元に嫁いでいきました。

真鶴に比べ、遠浅で波も高く、特に金華山を超える外洋に出る船は「長さが必要」というのが当たり前の海域です。
それなのになぜ小型船外機艇なのでしょうか?

春から秋までの短いシーズンに、積極的に出航し少ないチャンスをものにするためには、長さ以外の基本性能がとても大切になります。
勇者たちが選んだのは、完全不沈構造、静止安定性、しっかりと作りこまれた船体と、それを最大限に生かすスズキ4ストローク船外機の高性能だったのです。

カジキ釣りにボストンホエラーを選んだ理由

  • スタートダッシュが速い 船外機艇ならではのプレーニングまでの速さが有利に働きます。
  • 引き波や荒れた海域での高速航行 大型艇の引き波の中でも、ボストンホエラーは波に負けないスピードで航行できます。
  • 高馬力のエンジンを搭載でき、大型艇と同等のスピードを維持できます。
  • デッキのノンスリップ加工が、ボストンホエラー独自の非常に滑りにくい設計。足元の安心感を強力サポートしています。


写真撮影:240アウトレージオーナーY様

小型船外機艇なのにきっちりファイトできるのは、なぜ?

  • ボトムからハル全体に、あますところなく充填されたウレタンと、厚く積層された強度の高いFRPによって、波が高い状態でも安定した航行が可能です。
  • 船外機艇ならではの小回りが利きます。
  • 静止安定性(特許技術のレベルフローテーション)に優れているので、カジキの取り込み時に非常に安定しています。

一大決心で手に入れた艇で優勝

144.6kg!
30ポンドLINEを使い、3名で引き上げたチームBanble Bee「Prime Justice号」のオーナーとチームメイトのみなさまです。
カジキの大きさはTOPではありませんでしたが、細いラインを使用してのポイントが付き、見事優勝を飾りました。
大きな拍手をお送りください!

2015年5月、使い慣れた先代のセンターコンソール艇を手放す決意を固め、憧れだった255コンクエストを中古艇でお求め頂きました。
手に入れるまで、いろいろな葛藤や決心がおありだったことは、ボートを購入される皆様はどなたも同じだと思います。
中古艇との出会いは、いつ訪れるかわかりません。
この艇を、強い思いで引き寄せてくれたオーナー、夢の実現まで1年ちょっとでした。

匹敵するのは国産30ftオーバー

帰港中、Prime Justice号と僚船の28アウトレージは、コンスタントに32ノットのスピードを維持し、安定した航行を続けていたそうですが、並んで走っていた国産艇は波に負け、徐々に距離が離れて行ったそうです。

25ftなのに、長さが勝る国産艇より荒れた海を安心して走ることができる。
ボストンホエラーは値段が高い、とよく言われます。
インナーハルとアウターハル、内部にウレタンを完全充填するという特徴的な製造工程や製造コストがかかるためもあります。

しかし、実際に価格を比較してみてください。
新艇でそこそこの金額の29ft一軸インボード艇(メーカーサイトによると価格帯¥1,510万税別)、ボストンホエラーの新艇22ft~23ftクラスの価格帯とほぼ同一です。(230Vantageで¥1,300万 艇体のみ)
どうですか?
30ft以上の走りができる23ft艇なら、保管料や維持費を考えると長期的にはリーズナブルになるのではないでしょうか?

程度のいい中古艇であれば、購入価格はもう少し抑えることもできます。
オールシーズンをカジキに費やすのではなく、ジギング、キャスティング、ボトムフィッシングや、ファミリークルージングなど、これぞホンモノのマルチパーパスボートではないでしょうか?
シャフト艇と同様、エンジンルームがないフラットなアフトデッキは、船内移動もスムースに行えます。

ロッキーマリンのレンタル艇の他、陸上展示でご覧いただけるボストンホエラーもございます。
ちょっと見てみたい方から、本格的にご購入をご検討されている方まで、ご相談ください。