十艇十色 ボストンホエラー17モントーク

十艇十色

ボストンホエラー17モントーク

ボストンホエラーの中でも、おそらくいちばん名前を知られたモデルではないでしょうか?

170モントーク2018 60周年記念モデルはこちら

17モントーク これこそ原点

まずは弊社所有のレンタル&ボートライセンス取得艇&マリンアクティビティ体験艇として活躍している、クラシックタイプの17モントークからご紹介します。


初代オーナー、二代目オーナーとも、ジギングやキャスティングなどで相模湾を縦横無尽に走り回るハードユーザーでした。
弊社は三代目オーナーとなり、レンタルクラブ艇として活用しております。
いろいろな方がお乗りになるので、少しでも安心感をもっていただくために、パワーアップしたDF90ATLに換装、余力が増して燃費も向上しました。
モントークはi-Pilotとの相性がとてもよく、前を向いて安定して釣りができるのです。
バウモーターの上げ下ろしがしやすいように、バウレールに開閉用の加工を施しております。
ウエイブガードは、バックした時に波が打ち込まないように、オリジナルで造作してあります。
エンジンをパワーアップした際、左傾斜が大きくなったので、固定式のフラップを取り付けました。
結果的に、プレーニングも早くなり、フラップの効果は大きいと言えます。

1980年代後半まで、ボストンホエラーはドアや物入れなどポイントにチークを使用する艇が多くありました。
この艇も、チーク材を使用したクラシックタイプです。
デッキレイアウトは、1990年代に製造された艇とほとんどかわりません。
釣りだけではなく、マリンスポーツも楽しめるモントークの利点をいかして、ウエイクタワーが装備されていました。
遊びにも釣りにも使える、オールマイティな面も持っているモントークです。

90年代前半のモントークは、チーク部材はなくなり、FRPとプラスチックでの造作となりました。
その方が、お手入れははるかに楽なんですが、チーク部材のこだわりをお持ちの方には、少し寂しいモデルチェンジになったかもしれません。

あまり多くないのですが、Tトップを取り付けた艇もございます。
自作のものや、既製品の取り付けやすいタイプなどで、簡単な日よけ程度の効果は得られると思います。
また、係留保管も少ないので、船底塗料を塗った珍しい中古艇でした。
モントークは自動排水のスカッパーがないので、係留していると雨水がデッキに溜まります。
オートビルジポンプを作動させていると、バッテリーが上がってしまう心配もありますので、弊社では係留保管はお勧めしておりません。

これは艤装ではなく、ボストンホエラーのウレタン充填度と不沈構造を知っていただくための写真です。
台風の襲来により、係留していた左右の大型艇に挟まれ、艇体が悲鳴を上げてしまいましたが、沈まずにこの状態で浮いていましたので、上架することができたそうです。
左右の大型艇?どうなったのでしょうね。