海が好き。でも、自分で船を動かすなんてちょっとハードルが高そう。
そんな風に思っている方にこそ、体験してもらいたい時間があります。
4月19日・20日の2日間、ロッキーマリンでは岩港での試乗会@岩港2025を開催しました。
海に出るのが初めての方も、久しぶりの方も。
それぞれの「最初の一歩」が、とてもすてきな時間になりました。

DAY1:トーハツTF-23X 広がる笑顔と歓声
午前中に来てくれたのは、大学1年生と小学校1年生の姉妹がいるファミリーでした。
初めてのボート乗船に、緊張で顔が引きつりながらも、ママの膝の上で手を振って出航していきました。
5分10分で帰ってくるかと思いきや・・・
試乗タイムが終わって桟橋に戻ってきたら、
「降りたくないっまだ乗りたいっ」
もう1艇の試乗艇「スズキマリンS17」には、お姉ちゃんが乗船。
彼女は、中学を卒業した春休みに小型船舶免許の取得に挑戦して、16歳の誕生日翌日に免許を手にしたという、すばらしい経歴の持ち主。
今回3年ぶりにボート操船にトライしたのです。

最初はカッチカチに力が入って緊張していた大学1年生でしたが、べた凪の海と気持ちよい海の景色に、心がほぐれていったようでした。
まっすぐな姿勢でハンドルを握る後ろ姿は、春の光とよく似合っていました。

次は試乗艇を交換して、おちびはS17、お姉ちゃんはTF-23Xで操船にトライ。
オープン艇の視界の良さと、キャビン艇の陽射しや風を防いでくれる快適さ、どちらがいいのか好みがわかれるところですが、彼女はオープン艇の風を感じる爽快感に、心ひかれたようです。

免許取得以来の操船だったのですが、スローでまっすぐ走ることができるのは、なかなかの才能。
操船を忘れないうちに、またイベントに参加してくれると、いい経験を積めますね。

Day2:プロの目線と、海の可能性
2日目の今日は、ハミンバードやミンコタなど航海機器を扱っている岡田商事の担当者が来場。
新しくラインナップに加わったGPS魚探の実地テストを、実際の海で行いました。

EXPLOER9(エクスプロワー)9インチの画面と振動子を仮付けにして、水深100前後の海域から探査を開始しました。
予報通りの南西の風が吹きつける中、なんとか探査することができましたが、驚くべきはその扱いやすさ。今回試験した振動子は、真下とサイドをスキャンするタイプ。
探査可能深度は約100m。
これは個別のページをあらためて作った方がいいかもしれません。
個人的にいいなと思ったのは、タッチパネルと物理キーが併用されていること、
スマホ感覚で画面の拡大縮小もできるし、揺れる船の上では扱いにくいカーソル操作は、物理キーで行えます。
もう一つすごいところ。
現行モデルのi-Pilotとリンクできるので、ポイントを指定するとi-Pilotがそこまで連れて行ってくれます。
詳しいことは、やっぱりページを作ってお知らせします。

振動子&ポールをさかさまにしてロッドホルダーに立てているところ。これいったい、なんだ?な光景でした。
最後に:ボートは、特別な人のものじゃない
参加してくださった皆さんから、こんな声がありました。
- TDLの落ちるタイプのアトラクションだと泣き叫ぶのに、ボートは喜んじゃってまた乗りたいって言ってます。
- はぁ緊張した!緊張したけど、楽しかった。高校生活では「免許持ってる子」って言われてた。
- 次はいつですか?秋までないんですか?
船に乗ることは、もっと特別な体験だと思っていた――
でも実は、ほんの少しのきっかけで、“わたしにもできる”に変わるものなんです。ロッキーマリンの試乗会は、そんなきっかけの場でありたいと思っています。
