EXPO2025 大阪万博に行ってきました。

ほんとうは、マーケティングの講義を受講する予定だったのですが、都合により講義が延期され、ならばその空いた時間は万博を見に行こう、ということで塾生仲間とでかけてきました。

万博、行けるかどうかわからなかったので、あまり下調べもしておらず、いい加減な準備で行ってしまったので、主だったパビリオンの入館予約はまったくしておらず、行き当たりばったり。

ですが、そのいい加減さが、素敵な出会いを生んでくれました。

木でつくられた大屋根リングに始まり、各パビリオンなど建造物は、自然由来のものが多く使われている印象です。

SDGsやサスティナブルをテーマにしているようなので、それも当然のことですよね。

有名パビリオンは要予約、そして抽選。

で、はずれる。

抽選が必要ないパビリオンも、タイミングが悪いと入館待ちの行列に並ぶことすらできません。

そんな中、木を組み合わせた建築のパビリオンに出会いました。

バーレーン王国パビリオン。

(向こうに見えるラクダが描かれてるのはトルクメニスタンパビリオン)

ここは行列が進むのも早そう。
そこそこ混んでるから面白そう。

入ってみたら、思わぬ出会いがありました。

階段を上がった展示室に置かれているのは、葦の舟。

日本と同じ海洋国家で、海に漕ぎ出すことで文化をはぐくんできたバーレーンは、フネと海に関する展示が主です。

そしてその展示に、触れることや、香りをかぐこともできるんです。

葦の舟は釘をつかわず、ヤシの繊維で作ったロープで編み上げられています。

バーレーンは日本と同じ島国、そして面積も大きくない。

さらに!真珠が採れる国だそうで、日本との共通点が感じられる国なんです。

ぜーんぜん知らなかった。

アラブ?中東?くらいの認識しかなかった国が、日本と、海と、船と共通点があるなんて。

パビリオンの全景は、こういった昔の舟をモチーフに建てられたものらしいです。

伝統が息づいているんですね。

赤い布とのコントラストが美しい天然パール。

実物の美しさは吸い込まれるような輝きでした。

潜水士の写真、真珠採りの作業をしているそうです。

オペラがあったな、真珠採り。今度調べてみよう、もしかしたら今のバーレーンが舞台なのかもしれません。

何も調べずに行った万博でしたが、実際に足を運ぶと、現場で知ることができる情報や経験がかなりあります。

コモンズ館という、小さな展示ブースの集合体では、本国からやってきている方々との交流も楽しめました。

いろんなネガティブな評判もあるけど、行ってみないとわからない楽しさもある。

なによりこれからのボーダーレスな世界を日本で体験できる貴重な場所だと思います。