何十年も前のお話です。
たぶん私が、小学生の頃のこと。
夏休みに家族で出かけたのは、西伊豆の岩地だったか松崎だったか…
小さな漁港に砂浜があって、温泉があるお宿に泊まった記憶があります。
滞在中、「サル公園に行こう」とおじいちゃんが連れていってくれたのですが、
その時の移動手段が“ポンポン船”でした。
あの頃は何も知らなかったけれど——
今思えば、それはたぶんディーゼルエンジンの船。
振動もすごいし、排気の匂いも強くて。
乗った瞬間から、ちびっこの私は完全に撃沈。
「サル? どこ行ったの?」っていうくらい、思い出は“気持ち悪くなった”だけでした。
成長しても、船酔い体質はそのまま…
それから何十年経っても、私の体質は変わりませんでした。
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大人になっても、船に乗れば酔う。
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ボート屋になっても、酔う。
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お客様の進水式で酔う。
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花火大会を船から見に行って酔う。
「わたし、本当にこの仕事向いてるのかな…」
そう思ってしまうくらい、「酔う」ということが悩みでした。

「先生も酔うんだよ(笑)」から始まったバンドとの出会い
ある日のこと。
ボートオーナーでもあり、耳鼻科の先生でもある方が、ふとこう教えてくれました。
「これね、手首のツボを刺激すると、船酔いの予防にけっこう効果あるよ。」
そう言って見せてくれたのが、酔い止めバンド。
——何を隠そう、その先生自身も酔う人でした。
その言葉を聞いた瞬間、「即、試してみよう」と思ったのは言うまでもありません。
試してわかった、惜しい点と確かな効果
実際に使ってみると、「あれ? 酔ってない…?」と感じるくらいの効果がありました。
でも、ツボを刺激するための突起がズレるんです。
着けているうちに、左右に動いてしまう。
そのたびに微調整。手首を押さえて、また戻して…
「これ、もったいないなぁ」と思いました。
海外品はサイズが合わない
他にも似たような商品を探してみました。
海外製には「これは効きそうだな」というものもあったけれど、サイズが合わない。
日本人の手首にはちょっと大きすぎたり、素材がゴツかったり。
「だったら、うちで作ってしまおう」
海が好きな人に、もっと海を楽しんでほしい。
船酔いが理由で「海は苦手」と感じている人を、一人でも減らしたい。
そう思って、作ることにしたのが——

酔い止めバンドのしっかり効くやつ、名付けて「Joy Sea Band」です。
「あれ? 酔わなくなってる…」ある日の気づき
何度も何度も試して、試行錯誤を重ねて、
ツボにちゃんと当たるように、ずれないように——
ついに、納得のいく酔い止めバンドが完成しました。
最初の1〜2年は、海に出るたびに両手首に装着。
それが、だんだんと…着けるのを忘れるようになっていったんです。
ふと気づいたときには、
うねりがあっても、風が吹いても、酔わない自分がフネの上にいる。
船酔いの“せいで”あきらめないでほしい
ボートをお持ちの方、これから海に出たい方の中にも、
「酔うのが怖い」「一度酔って、もうイヤになった」という思いを抱えている方がいると思います。
または、せっかくフネがあっても、
「奥さんが乗ってくれない」「子どもが嫌がる」という声もよく聞きます。
でもそれって、すごく、もったいない。
海の上でこそ手に入る時間がある
波の音、空の色、風のにおい。
どれも、陸では感じられないものばかり。
その時間を、大切な人と一緒に過ごすために。
JoySeaBand が、その第一歩になるかもしれません。
そんな方のために、はいここ!うちのオンラインストアをご紹介します。
うわー社長、やっすーーーーい。(夢グループ保科さん風)。
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しーでーは売っておりませんが、海の上の楽しい時間はご提案しております。