船に乗ってると、いつもいつも穏やかな海、ということはなかなかなくて、小さくても風波が立ったりうねりがある海域を走ることは、まあまああるものです。
着水の時に、モロに落下して衝撃を受けた経験がある方もいるのではないかと思います。
スキーをされたことがある方なら経験があるかと思いますが、モーグルのコブ斜面。
谷間にハマると厄介ですよね。
ヘタクソスキーヤーだったわたしは、コブは本当に苦手で、転ぶわ板は外れるわで、何が楽しくてこんなところ滑るんだ?と思ったものです。

上手い人の滑りを見てると、コブの底でも頂上でもなく、キックしやすいコースを選んで滑っていくように思います。
荒目の波がある海も、攻略法はあって、てっぺんから谷底に落ちないようにコース取を気にかけてみる。
その際、左手はステアリング、右手はアクセルワークをバランスよく操作すること。
普段から左右の手の使い方を意識しておくと、荒れた時にもコントロールしやすくなります。

ステアリング操作で右手も使ってる方、意識して右手はアクセルワークに専念させてください。
不意にアクセルレバーを操作すると、一気に加速してしまったりする可能性が高くなるのと、右手でレバーの根本を持ってこまめなアクセルワークに慣れておくと、波がある時の加速減速の操作がしやすくなります。

大きめで波長の長いうねりがある時は、坂道を歩いて登る時を想像してみてください。
早足、キツイですよね。
足の力、使いますよね。
スピードよりうねりを上るための力、パワー、トルク。
登り切った時に加速しすぎていると、次は谷底にばーーーん!
落ちます。
ステアリングはやや斜めに切ってやって、回転を落とすアクセルワークです。
この辺のコツ、実際に経験してみるのか一番いいので、ボート乗ったとき思い出してみてください。
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安全で楽しいボートライフのために!