2019年 春。
横浜の新杉田、平野ボートさんを海上として行われたS17の試乗会。
まだ春浅く北東の風と雨模様の肌寒い日でした。
17ftの国産艇、この天気じゃきっと濡れるだろうと予測して、普段は着ないゴム引きの合羽上下を持参して乗り込んだものの、横浜の潮水は一滴も浴びずに無駄な大荷物を持て余したのは忘れられません。

記念すべき第1号試乗艇にこれから乗ります。
このあと、いい意味で予想を裏切る性能に驚かされたのでした。
あれから6年…

昨日のブログに書いた通り、17艇目のS17お引渡しは、初めて乗った日と同じような風が強い海でした。
南西の風は、沖に行けば右前から向かい風、港に戻るコースも今度は岩大橋から向かい風、そして細かいうねりも。
コンディションはお世辞にも良いとは言えない海。
その中でもオーナー様から「完璧です」というこの上ない賛辞をいただいたのが、なによりのご褒美でした。
そして、そんな海況の中でのお引渡しは、S17発表の年の試乗会巡礼で、5月連休に岩港にやってきた試乗艇で、釣りをした日を思い出しました。

うねりにも強かった
三ツ石回りで釣りをしていたら、意外と高かったうねり。
i-Pilotもついていない試乗艇は、バック流しをするしかなく、うねりが来る方向にトランサムを向けながらの釣りでした。
近くにいた他メーカーの20ft艇より、17ftの方が静止安定性がどうみても高かった。追い波走行もぶれずに安定していました。
いや、この船、ちょっと予想外にいいかも?と、その時に期待の花が大きく膨らんだのでした。

こうなればいいな、というあくまで希望
予想を超えた上出来な艇「S17 」
標準装備が燃料タンク25L×1、バッテリーも1台(別料金のOP)というのも、国産17ftなら当たり前なのかもしれません。
ですが、予想より走りがよく安定性がよく、釣りやすくて使いやすくて・・・
そんな船なら、メーカーの皆様や我々販売店が予想したより、遠くに行きたい、もっといろいろな装備を付けたい、という夢が膨らむのも当たり前なのかも。
きっと無理だろう、と思いながらも、メーカーさんにお願いしているのは、
・バッテリー2台セットできるバッテリーストレージ
・大きめ燃料タンクをアフトデッキ下にOPセット できれば75Lくらい。
この夢が実現したら、きっともっと、たくさんのオーナー様の夢を叶えるボートになると思っています。
今日もブログを読んで下さってありがとうございます。
皆様の海の夢を叶える日を一緒に実現していくのが、わたしの喜びです。