新型コロナウイルスの大きな影響が、今や全世界をまきこんで、大きな渦巻きのように巻き上がっているような気がします。
トイレットペーパーがない、ティッシュが無い、アルコール除菌グッズがない、ここ真鶴でも流行に乗り遅れまいとするかのように、ぷち品切れが起きています。
今、ニュースもワイドショーも、テレビもネットもコロナの話題ばかりで、知る必要があるのは理解できるけど、やっぱり気分は落ちちゃいますよね。
情報が次々に雪崩のように入って来て、心配を、不安をかきたてられるような状態。
感染を広げないために一人一人が気を付けることは当然しないといけないけど、気分良く過ごすこと、楽しむことだって、免疫力をあげるのに必要なことなんじゃないかと思うんです。
昨日の雨がすっかりあがり、上着なしで海の近くまで写真を撮りに行ってきました。
海も空も、コロナウイルスが来る前とかわらず、穏やかなサイクルで引いたり揚げたり。
春の訪れで青のりが自然に岩につき始めています。
人がすくないから、感染の心配なんて、ほんとにしないですむ海辺。
心がほどけていくようです。
海の中の生き物たちも、春とともに動き出していくのでしょう。
岩港では岩ガキ滅菌処理工場の建設が、大詰めを迎えようとしています。
この中で、岩ガキの洗浄作業をするそうですが、洗浄する海水は牡蠣が育ったところのきれいな海水を使わないとダメだそうです。
自然に生かされていることを、ちょっとしたことで気づける環境って、ありがたいですね。
そのための取水ホースの埋設工事を行う作業も、穏やかな海の時にしか行えません。
自然に助けられているお仕事ですね。
定置網の漁師さんたちも、網の手入れに精を出していました。
網目の大きさは、小魚を獲りすぎないような大きい網目になっています。
自然に働かせてもらっていることを、本当に実感している人たちです。
昨年の台風では、1か月以上漁が出来なくなりました。
予想を超えるうねりで、網が大打撃を受けてしまったからです。
「どんなに忙しくても、魚を獲れる忙しさはありがたい」と言っていました。
真鶴は都会から近い田舎です。
心が閉じちゃったら、コロナの影響が心配で外に出たいのに我慢してるような方がいらっしゃるなら、真鶴の空気を思いっきり吸い込みにきてください。
空が広くて、海の香りが気持ちよくて、波の音が自然の癒しの音楽に聞こえるかもしれませんよ。
海の水に、手を漬けるだけでも気分転換になりますよ。