3月29日のブログで、100歳まで生きる魚のお話を少し書きました。

今日はその続きです。

その魚、アコウダイが最近釣れなくなったという会話から知った、アコウダイ(フサカサゴ科)の魚の生態を調べてみました。

アコウダイの生態 どこに住んでるの?

20年ほど前の光景です。

当時も今と変わらず深場釣りを楽しむオーナーさんがおられました。

400mから500mの深い海の岩場に「アコウの棲み処」があるようで、ピンポイントでその棲み処を狙えると、こんな感じで釣れてくるのでした。

深海で回遊せずに穏やかに暮らすらしいアコウは、釣りあげられてくる途中の水圧の変化に弱く、目が飛び出し空気袋がぱんぱんになってしまって、初めて見る人はその見た目に驚いてしまうかもしれません。

棲み処に群れで暮らすアコウ、枝針に何匹も食いついてきて、膨らんだ空気袋によって道糸ごと魚体がひっぱりあげて、船から離れたところに浮かび上がる「ちょうちん行列」を目指す深海釣り師も多くいました。

アコウダイ 提灯行列 で検索していただくと、どんな様子なのかわかると思います。

投稿されている方の著作権もあるので、拾い画像拾い動画を載せるのは控えますね。

アコウダイが深海に生息しているイメージ画像を、chatGPTに描いてもらいました。

目が出てない。

深海に赤系の魚が多いのは、光が届かない深海で目立たない色らしいです。

同じ深海系の魚でも、キンメやムツとは生態が違うようです。

キンメダイはある程度中層の棚に生息するらしく、繁殖力も豊か

回遊もするらしく、生息域も南の海から徐々に北に上ってきているみたいです。

アコウは動き回らないうえに、成長スピードがとても遅いそうで、100歳くらいまで生きている個体もいるとのこと。

ムツは幼魚が浅場に多くいて、おそらく多産系でどんどん深海に回遊していく生態。

アコウの赤ちゃんを浅場で見ることはまずないので、きっと深海で生まれてそのまま育つのでしょう。

同じカサゴでもユメカサゴなどは丈夫で多産系なので、アコウが釣りあげられて棲み処が空になると、なかなか育たないアコウの子どもたちの代わりに、ユメカサゴが「お邪魔しまーす」と転居してきてしまうのではないかと思われます。

カサゴ系は成長が遅いのです

20年前

たくさん釣れてくるアコウダイの釣果を「すごいすごい」と感動してみていたのですが、その頃に釣り切ってしまったのかもしれませんね。

アコウに限らず、カサゴ系は成長が遅いということなので、同じポイントを責め続けないことも、種の保存のために必要なことなのかもしれません。

20年前に産み付けられた卵から孵化したアコウの赤ちゃんが、どうか健やかに成魚になってくれますように。