NISSANとHONDAが経営統合に向けて舵を切ったニュースは、皆様ご存じかと思います。

経営統合についてあれこれ論じるつもりはなくて、クルマは輸送機器からスマート機器になっていくと、複数の自動車評論家の方たちが解説していたし、それはもう多くの方の共通認識だと思います。

航海機器になじみがない方は驚かれるかもしれませんが、クルマが今自動運転技術を各社開発しているのに対し、船はもう何十年も前から、自動運転(オートパイロット)が開発され割と身近に装備されていました。

そしてマリン機器の進化も、クルマほどではないにしても、IT化が進んでいます。

世界で初めて魚群探知機を開発したのは、日本の老舗企業「古野電気」です。

わたしがこの業界に入った当時は、まだ画面はシロクロ。

機種によっては「記録式」というタイプもあって、心電図の紙みたいに書かれているのもありました。

古い話です。

フネのGPS航法装置は、クルマのカーナビと少し違って、行先を案内してもらうものではなくて、自船の位置を明確にしてもらうためのものです。

行先は自分で海図などで確認して、公開計画を立てなければいけません。

クルマと違って道が無いので(東京湾や大阪湾など、航路がある海域もあります。)、行先を案内するより、今自分がどこにいるかがわかるほうが安全です。

そういった航海機器も、Bluetoothで繋がったり、マリン機器独自のネットワークシステムで、エンジンや航海機器をつないでそれぞれの情報を表示したりと、進化しています。

 

アンテナと本体を結ぶコードが長くて、小さい船だとケーブルの始末がたいへんだったレーダーも、Bluetoothで繋がるようになりました。

魚探画面などはかなり前から、各メーカーがBluetoothでスマホに飛ばせる方式をとっています。(アプリが必要です)

それぞれのオーナーのご希望に、どんな方式がいちばんフィットするのか、どのメーカーが使いやすくて故障しづらいか、各社のお話を聴くとともに、業者間のネットワークで情報をキャッチすることも大切。

今日ご紹介したのは、フルノの新しいレーダーシステムです。

これはなかなか、優れているけどまだまだ調べないといけない。

Enjoy Your Boat Life