リフレッシュ 海の旅
 〜SKIP JACKは西を目指す〜
平塚・リバーポートマリーナを4月26日に旅立ち、
1ヶ月の航海に向かった「SKIP JACK夫妻」の旅の記録です。

今回の遠征は「会社がくれたリフレッシュ休暇」を利用して出かけるということで
この期間はノルマやスケジュールに縛られず行動し、
その日その日のコンディションを冷静に判断しながら
安全第一で西へ向かうということです。

期間は1ヶ月、時間切れになったところで終了で、
陸送でホームポートに戻ります。

連休中は奥様も同行し、ご夫妻二人三脚の船旅となりますが、
連休明けからは男の一人旅。

さて、どんな航海が待っているのでしょうか。

詳しい情報はリバーポートマリーナのHP


SKIP JACKの航海の軌跡

ボストンホエラー170モントーク/スズキDF90TL

4月26日  4月28日  5月1日〜3日  5月3日〜5日  5月5日〜7日

5月8日〜9日  5月10日〜12日

4月26日
平塚〜岩港〜伊東サンライズマリーナ〜初島フィッシャリーナ(泊)
岩港に到着。ボートクラブ編集長もお出迎え。
この日は朝から北東の風がやや強く、また気温も下がってGW初日にしては肌寒さも感じるほど。

SKIP JACKは北東の風を追い風に、朝9時過ぎに岩港へ到着しました。
夫婦お2人の旅の支度に加え、時間を掛けて準備をした装備品で、17ftの船内はびっしり。
しかし、機能を損なうことなくレイアウトされています。

連休中は宿に宿泊されるとのことですが、連休明けから活躍するテントなどもしっかり用意されています。

出発前にご感想をお聞きしたところ、ご主人のお隣で穏やかに微笑まれる奥様の笑顔が印象的でした。

1年ぶりの岩港。出発前のひととき重装備に感心しました。
岩港を後に、いとう海の駅「伊東サンライズマリーナ」へ向かうSKIP JACK。
北東の風がしばらく向かい波になりますが、難なく乗り越えて行き、あっという間に見えなくなりました。

この日は伊東でしばしの休憩をとったあと、初島フィッシャリーナに係留して民宿に1泊。
翌日、下田へと向かっていったのでした。

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多少の白波は何のその、元気に伊東に向かいました。


4月27日〜28日
初島〜下田(泊)〜西伊豆(泊)
下田に到着。明日に備えています。
2日目の航程は初島を後に下田へ。
前日とはうってかわって穏やかな海況で、順調に下田へ到着しました。
下田の泊地はしもだ海の駅「下田ボートサービス」。

翌日は最初の難関「石廊崎」をこえて駿河湾へ突入です。
駿河湾初日は妻良に停泊。

出発から天候に恵まれたSKIP JACKは、順調に旅を進めています。

西伊豆の奇岩や穏やかな港の風景など、送られてくる写真はどれも船旅ならではの趣です。



駿河湾をゆっくりと横切って、清水から御前崎を越え、いよいよ遠州灘の大海原への突入です。

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西伊豆・妻良の岸壁にて。

西伊豆の切り立った崖.美しい景観。


5月1日〜3日
御前崎〜福田港〜スズキマリーナ三河御津
スズキマリーナ三河御津で係留手続きを行うMrs.SkipJackと相原さん
遠州灘に乗り出した初日、南西の強風に見舞われたとのことで、浜名湖まで足を伸ばさずに、途中の福田港へ立ち寄って、この日はテント泊となりました。

翌日は一気に三河湾奥に位置するスズキマリーナ三河御津(blog)へ。

三河御津には、この4月にスズキマリン東日本から転勤された、スズキのホープ相原さんが勤務しています。

SKIPJACKの誕生から進水、その後の成長をつぶさに知っている相原さんは、力強いサポーターとなり、人もフネも三河御津にてゆっくりと休息を取ることができました。

ちょうど低気圧の襲来が重なり、2日はフネを進めずにゆっくり休憩を取ったチームSKIP JACK。
三河御津を後にしていよいよ伊勢湾へ突入となります。

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5月3日から5日
三河御津〜三河大島〜セントレア〜みえかわげ海の駅
三河大島へ立ち寄ったお2人
スズキマリーナ三河御津にてゆっくりと英気を養われたSKIP JACKのお2人の次の目的地は、伊勢湾。

三河御津をあとに、三河大島に寄り道し、その後は知多半島と渥美半島に挟まれた伊良湖水道を抜けてセントレア空港をボートから見物されたのでした。

海上に浮かぶセントレアは、船で空港へ向かう方々も多いはず。
17ftの小さなボストンが空への旅路を見送る図も、なかなかよいものではないでしょうか。


中部国際空港セントレアで飛行機の離発着を見学。
みえかわげ海の駅に到着された図は、半そでTシャツ姿!

連休中はお天気にも恵まれ旅は順調でなによりです。
行く先々での地元の方との交流も楽しまれているご様子。

また、各地に整備されている海の駅を上手に利用されて、安全安心に旅を続けておられるお2人なのでした。

みえかわげ海の駅にて
5月4日は「みえ・かわげ海の駅」を後にして、一路鳥羽へむかいます。

途中、宇治山田港にある神社港へ立ち寄られたお2人。
昔は、舟参宮の玄関口として栄えた勢田川河口にある海の駅です。今は地元の方々がもういちど復興させようという思いから、舟で訪れる人々へ手厚い歓迎をしてくださるとのこと。

実は奥様、翌日5日でこのたびを終えられるご予定。
奥様のゴールラインとなる鳥羽を目前に、神に祈られたのはこの先一人旅となるご主人の旅の安全でしょうか。

宇治山田港・神社海の駅の桟橋
お二人一緒の船旅の最後は、鳥羽国際ホテルでの宿泊で終えられました。
ホテル専用の桟橋に舫われた旅支度のボストンホエラー「SKIP JACK」

お2人を安全にここまで運んでくれたモントークが、誇らしげに係留されているようにも思えます。

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鳥羽国際ホテルの桟橋に舫われた
SKIP JACK


5月5日から7日
鳥羽〜的矢〜五ケ所浦 大王崎
まとや・とば海の駅
5月5日にご自身のみ船旅を終えた奥様を見送り、男一人旅となりました。
聞くところによると、鳥羽まで力を合わせて船旅を乗り切った奥様に真珠をプレゼントされたとのこと。

真珠の石言葉は「健康と富」。
健康にこの旅を乗り切られ、そして様々な経験や思い出がお二人の心に感動という富をたくさん築かれることでしょう。

5日は生憎のお天気の為待機日となり、6日は鳥羽を後に的矢に向かわれたのでした。
とば・まとや海の駅に一泊した後、SKIP JACKはいよいよ日本最南端を目指す航程に入ります。

紀伊半島沿いを南下する旅の初めは、大王崎を越えること。
大王崎の内側は波の穏やかな英虞湾ですが、志摩半島を越えて五ケ所浦を目指しました。

目指すは大王崎
順調に大王崎も制覇し、五ケ所浦へ向かいます。


大王崎に到着
大王崎をかわしたSKIP JACKは五ケ所浦へと入り、漁港に係留させてもらったそうです。のどかな港町の景色と、漁師の皆さんの温かな対応に迎えられて、釣りも楽しまれたそう。
翌日はさらに本州最南端を目指して南下します。
五ケ所浦ののどかな港

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五ケ所浦で釣り


5月8日から9日
五ケ所浦〜熊野灘〜なちかつうら海の駅
五ケ所浦を出発
五ケ所浦を出発したSKIP JACKは熊野灘の景観を楽しみながら、本州最南端の潮岬を目指します。

平塚を出発してもうすぐ2週間、ここまで順調に旅を続けてこられたSKIP JACKですが、お天気は下り坂の予報。

安定している今の内に、少しでも航程を稼ぎたいところでしょう。
和歌山件沿いを南下する目の前には、熊野灘の絶景が広がります。

目の前に繰り広げられる絶景を肉眼で楽しめるのは、遮るもののないセンターコンソール艇ならではの特典ではないでしょうか。

風や空気を肌で感じながら、SKIP JACKは進んでいきます。
今日のお泊りはなちかつうら海の駅

静かな入り江の係留地は居心地も良かったとのことです。

那智勝浦に入港
そして航海だけでなく、こんなお仕事も…




今までにたまった洗濯物を背に、コインランドリーに向かう図。

晴れ間が広がる今の内に、干してしまいましょう!



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フネに干してあるのは…


5月10日から12日
那智勝浦〜潮岬〜たなべ海の駅
潮岬へ向かうところ
本州最南端を目指すSKIP JACK。
本土と紀伊大島との間に掛かる端を潜り抜けて、いよいよ潮岬へ向かいます。

紀伊大島に掛かる橋
ついに憧れの地、今回のたびの目的地の一つである、潮岬の沖合いへ到着!

SKIP JACKから届いた定期通信には、「お世辞抜きで船の性能に助けられてここまでこれたと思います。」の一言が。

オーナーを助け、頼もしい旅の相棒になってくれた170Montauk。
全面的にフネを信頼して頂いて、嬉しい限りです。

ですが、さすがのモントークも悪天候には勝てません。
たなべ海の駅に逃げ込みました。

潮岬沖へ到着
悪天候を避けて、たなべ海の駅で待機中。
10日の夜は大雨になったそうで係留中のSKIPJACKには雨水がたまってしまい、ビルジポンプで排出したりと夜中の作業になった様子ですが、そこは完全不沈のボストンです。

船の様子を見に行くのに便利な場所でテントを張らせてもらえたそうで、ぬれ知らずで一晩過ごすことができたようです。


たなべ海の駅で天候回復待ち
オーナーのお人柄が呼ぶのでしょう、迎えて下さるあちこちの港で非常に良い方々に恵まれておられるとのこと。

今いる場所は最高の避泊地であるとのことで、この場所で台風2号の通過もやり過ごすこととなりそうです。

11日にはようやく晴れ間が出てきましたが、強風波浪注意報は相変わらず。
ここは焦らず今までのノートラブルを継続して、様子見を続けることになりました。

停泊地の皆様も気遣ってくださっているそうで、必要な情報や海況の見通しなど参考になるお話もいろいろ聞くことができるそうです。

テントの場所は濡れ知らずだったそうです。
たなべでは天候待ちの間に、素敵な出会いを経験されたそうです。
相変わらずの波浪警報の中、海に出られない時間を利用して自転車で温泉まで出かけたそう。
その道すがら、ため息混じりに外海の様子を眺めていたら、若い一人の外人さんに声を掛けられました。

ギリシャ出身のコスターさんとおっしゃる方で、現在大阪に滞在中、休日を利用して白浜に遊びに来たものの、予約した民宿を見つけられずに困っていたのでした。

しかしそこは旅人同志、わからないのはお互い様で、一緒に協力して探すことに。
あちこち訪ね歩きながら、無事目的の民宿にコスターさんを送り届けることができたのでした。
最後は[良い旅を!」「あなたもね!」と素敵な国際交流でお別れされたそうです。

「平塚から530マイル走る間、脳みそが散々揺さぶられて、とうに英語なんか忘れたかと思いましたが、なんとかまだ無事だったようです」と、定期通信の最後書かれていましたが、このユーモアと暖かいお人柄で、行く先々で素敵な出会いに恵まれておられるのでしょう。

コスターさんとの素敵な出会い。
旅は道連れ、袖ふれあうも他生の縁ですね。

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海を見つめるしかない日々